プロジェクトMission03天然木と暮らす
良材を知る人がつくるMade by masters who know good wood
良材は人がつくる
左側にある写真の左半分は手入れされていない林。
適切な間伐や枝打ちがなされていないため薄暗く地面に草はほぼない状態で、木は根も張らず栄養が行き届かない環境でひょろひょろと育ち、建物や道具の材料としては適しません。
「小さな家」に使うのは右側の健康な林で育った木の無垢材。東濃地区の林業に携わる人たちが続けてきた手入れの賜物が品質となってあらわれます。
東濃の良材を熟知した人たちがつくる
「小さな家」に使う木材は東濃(岐阜県南東部。「裏木曽」の呼称も)のブランド品。伊勢神宮式年遷宮の御神木に選ばれることでも有名です。室町時代にはじまり尾張藩により特に保護された江戸時代を経て今日に至る長い歴史のなか、山主や地元の木こり、大工たちの目利き・知恵・高い技術となって何代にも渡り受け継がれ、無垢材が持つ本来の力を発揮するだけでなく、濃縮された自然素材の魅力が楽しめる「小さな家」になります。
天然木のお手入れ・メンテナンス・アフターケアについてMaintenance / Aftercare
経年変化も楽しむ
水気には要注意というポイントはあるものの、日常のお手入れは「簡単」に済ませます。
一般的な木製家具の表面にはオイルが塗り重ねられているので、水、汚れをはじき、傷から保護してくれています。
使用しているうちにだんだんと油分が空気中に放出されていくので、お手入れとしてオイルを補い、塗り重ねる「オイルメンテナンス」を行うことになります。
無垢材の場合、床材にする時には塗装を施すものの、使っていくに従って塗装中の油分が空気中に放出されていくことは、木製家具の場合と同様です。
ですが、無垢材は本格的なオイルメンテナンスをしなくても、生活していく中で自然と油分を補給します。
人の足裏から出た皮脂で床に油分を補充しつつ日々の生活を積み重ねていくことで、人工的な加工ではできないツヤがでてきます。
無垢材が皮脂をオイル代わりに吸収してくれるため、夏でもベタつかず、水拭きをしなくても快適に過ごせるのです。
生活の中でできてしまった傷や汚れを自然現象だと受け止め、「味」として、無垢材が変化していく様子を楽しんでください。
木は、耐久性が高く、長い寿命を持ちます。
無垢材は10年、20年と使用していくことでより色も深みも増し、その経年変化は人工的加工では決して作り出せないものです。
天然木の住宅での暮らしは、物の特性と、その変化を感じる楽しさを味わっていただけると思います。
本格的なメンテナンスは、
長年天然木を扱ってきたプロにお任せください。
基本的なメンテナンス・アフターケアに関しましては、しっかりとご説明させていただきます。
その他、天然木の扱い方に関するご質問、ご不明点、お困りごとに関しましてももちろん責任を持って対応させていただきます。
お気軽にご相談くだい。