「小さな家」で、場所にしばられない自由な暮らし住宅ローンや、土地に縛られない暮らしの実現。
安価で購入できる「タイニーハウス(小さな家)」は、必要が無くなれば売却することも簡単

小さな家とは?

アメリカが発祥とされる「タイニーハウス(小さな家)」 近年では日本でも注目を集めており、各住宅メーカーからも販売されています。
大規模な自然災害やサブプライムショックにはじまり、2020 年からのコロナウィルス感染症拡大の影響からも、家について考える契機となる出来事が続いている中で、モノを持ち過ぎず、シンプルな暮らしを実現する一つの形として、「断捨離」を経て「ミニマム」な生活にあこがれ、自分のライフスタイルを簡潔にしたいと考える人は多いようです。
家の価値を機能性や必要性から考えてみても、大きな家は必要なのか、大きな家に住むことは人を幸せにするのだろうか、といった疑問や新しい気づきが生まれてきます。
最小限生活に必要なものだけがすべてそろっている「小さな家」は、今後の生活様式の変化に寄り添った住宅になっていくのではないでしょうか?

林業や森林生態系を再生する家

多量のスギやヒノキを使い、地主・伐採・原木・製材・工務店・住宅会社など上流・中流・下流を結び多数の販売をめざすことで、間伐材を含む流域材の活用が大きく進展、 林業が再生する。計画的施業による針葉樹・広葉樹混合林化で森林生態系に再生の道が見えてくる。 また、このことで地域循環経済が再生をめざす。

小さいからひろがるSmall space and freedom

建築確認申請を要しない家

山林の現状

「小さな家」を床面積10㎡以下で考えると、 DIY でのチャレンジも行いやすく、そのぶんの人件費を安く抑えられることがあります。
さらに、敷地の用途地域が「無指定+防火地域・準防火地域でない」場合は確認申請が不要*1 になります。
また、 固定資産税は土地への定着性があるかどうかで判断されるため、 ブロックのような簡単なものの上に置かれている場合などは構築物となり、その対象となりません。しかし、地震や豪雨など災害時の安全性に欠ける恐れもあるので慎重な判断を要しますが、使い方なども考え不要なものをそぎ落としていくことで、「 小さな家」 の低価格での購入が実現します。ユニットタイプの「小さな家」なら4 トントラックに積み移動することもできますし、小さいゆえに建設場所の選択肢も広がります*2
もし将来必要がなくなれば、売買も気軽に行うことができるため、「家のある場所」に縛られることもありません

*1 具体的には各地域ごとの行政により異なる場合があり詳細確認が必要です。
*2 建てたい場所まで巾4m以上の道路が通っている(他人の土地を通らずに建設場所まで運べる)必要があります。

小さくて大きい家

3m×3m×3mの立方体をワンユニットとした約7畳+4畳の小さい家。
これを105mm角の角材を縦に並べ壁面を形成する工法でつくる。
大変小さい家ではあるが、室内のレイアウトの変化で広く使える工夫がしてある。
これによってミニマル=必要最低限の生活を世界に提案し、日本家屋や茶室や方丈庵のありかたを現在に再現する。

動く家*3・自分で作れる家

解体して異なったところに運搬・移動することができる。
また、住む人自身が自分で作ったり、起ち上げや仕上げに参加できる。

建てる場所の制約
  • 地盤の安定した土地に建築する事を想定としています。傾斜地、崖地、沼地等に設置したい場合は施工業者に確認
  • 「小さな家」は耐火構造ではないので、確認申請を行う場合は、隣地境界から3m離れている必要がある。
  • 建てたい場所まで、巾4m以上の道路が通っている(他人の土地を通らずに建てたい場所まで行くことができる。)必要がある。
  • ※ロフト(小屋裏収納)は以下のような条件であれば述べ床面積には含まれない。
     ・天井の高さが1.4m以下であること
     ・ロフトがある階の2分の1以下の面積であること
     ・はしごが固定されていないこと
     (住居として認められないので、延床面積には含まれない。)
  • その他 玄関ポーチ、ビルトインガレージ、地下室などは条件範囲内であれば延床面積には入らない。